そこらへんの大学生のブログ

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大学生が長期インターンすることのメリット

過去に長期インターンを何回か経験した

僕はこれまで半年以上の有給長期インターンを2つの企業で、そして現在もスタートアップで長期インターンをさせて頂いている。

それぞれ3つのインターンは異なる業界、職種でインターンとして働かさせて頂いた。

特にこれと言って何の能力も実績もない僕を半年以上にわたって働かせてくれた各企業さんにはとても感謝しています。

その上で、大学生が長期インターンをすることはメリットがあるのかどうかを個人的な経験を元に書いていきます。

テレビ制作会社でリサーチ業務の日々

大学3年になる年に初めて、長期インターンとして働かせてもらったのはとあるテレビ制作会社さんだった。

そもそもインターンしようと思った理由は、特に大したこともしないまま大学3年になったことによる焦りとテレビ局とか就職できたら楽しそうだなーというぬるすぎる志望理由からだった。

長期インターン募集サイトからエントリーしたら、すぐに面接の日程を設定してくれて会社で面接してそのままインターンが決まった。

初めてのインターンだったのでバリバリ気合いを入れ慣れないスーツを着て面接に向かうと、社員さん全員カジュアルな私服で「めっちゃ気合い入ってる奴着たw」みたいな視線を感じたのを覚えている。

仕事内容としてはADさんみたいなことを想定していたのだが、まさかのPCの前に座ってググりまくるリサーチ業務だった。←ちゃんと確認しとけ

具体的に説明すると「テレビ局や他のテレビ制作会社から依頼された案件の番組内容に基づいて、その内容にフィットする芸能人やモノをリサーチし、ドキュメントにまとめて提出する」という仕事だった。

周りの社員の方はとても優しく、ただの大学生の僕に対してとても丁寧に接してくれた。そして、何より全員ゆるくて友達が集まって働いてる感じだった。

アルバイト経験しかなく企業で働くとはどういうことか怯えていた僕にとって、私服でお菓子を食べながらジュースを飲みながらPCの前に座ってググり続けるという経験は「あっ、意外に働くってこんなもんなんだ」と気づかせてくれた。

もちろん社員の方々はすごい人ばかりだったが、これなら僕も社会に出てやっていけるかもしれないと謎の自信がついたのも確かだ。

人材系メガベンチャーでインターン

当初の予定通り半年ほどでお世話になったテレビ制作会社を抜けた後、次は某人材系メガベンチャーで長期インターンを始めた。

もともとその企業が主催する就活セミナーに参加したことがあったのだが、ちょうどテレビ制作会社のインターンを終了したくらいのタイミングでその企業から「長期インターンをしてみませんか?」という連絡が来たので、面接し働かせてもらうことになった。

前のインターンでは周りは社員の方ばかりだったが、今回は上司として社員の方が1人いるだけでその下はみんな大学生のインターンだった。

ここでは色々な仕事をさせてもらって、例えば就活講座の事務スタッフ、自分たちで講座を企画し開催、また各大学学事へ講座の営業などを行なった。

色々な仕事をさせてもらい良い経験になったが、何より良かったのは同じインターンとして知り合った大学生たちとの出会いだった。

やはりわざわざ長期インターンをする人は意識が高い人が多く、とても刺激になった。今でも彼らとはよく遊ぶ仲だ。

自分自身がどうしようもない人間なので自然と大学で仲良くなる友達も自分と似たようなどうしようもないメンバーになってくる。

それも楽しいから良いのだが、大学に通っているだけでは知り合えなかったような友達はインターンに参加して無理やり周囲の環境を変えなかったら得られなかっただろう。

過去の長期インターンの経験から得たこと

インターンはよく「就活生と企業のミスマッチを防ぐため」、「自分に適した業界、職種を見定めるため」という崇高な理由で勧められることがよくある。

もちろんこれらの理由からインターンをするのは理想的で有意義だと思うのだが、これに当てはまるのはもともと志望業界、職種がある程度決まっている就活優等生たちだと思う。

個人的に僕は長期インターンをして、これらのメリットはさほど感じなかった。

僕のような将来は海外移住したいとぬかしながら、ただただ飲み会やカラオケに通うだけの日々を送っている大学生にとってはそもそもミスマッチ出来る企業が存在しないのである。

逆にそんな僕が長期インターンを通して得たかけがえのないものは

・仕事って意外にこんなもんなんだという安心感(そこまで苦しんでやるものばかりではない)
・同じくインターンに参加している優秀な学生からの影響(わざわざ長期インターンに参加してくる人は基本優秀で意識が高い)

この2つだ。

やっぱり社会人経験がない大学生にとって企業で働くというのは未知数だ。
実際、社会人が具体的にどのような1日を過ごしてどのように働いているかを知れる機会は少ない。

インターンはそれを知れる数少ない機会の1つで、周りの大人を観察できる貴重な体験が出来るのだ。

また僕のようなダメ大学生の方々は優秀な学生と知り合える機会としてインターンは活用すべきだ。

「あなたはあなたが最も仲良い友人5人の平均だ」という言葉があるが、たしかに優秀な学生と知り合うことで受ける刺激は自分の目を覚まさせ、成長するための第一歩になる。

自分がダメ大学生だと思う人ほど、長期インターンに参加しよう。僕もちょっとはまともな人間になれた気がするよ。。。