海外で1からSwift、iOS開発を学び、iOSエンジニアになるまで
iOSエンジニアとしての僕
僕は現在、iOSエンジニアとして都内のスタートアップで働かせてもらっている。
また、そのスタートアップとは別に某メガベンチャーに同じくiOSエンジニアとして内定を頂いており、来年の4月からそこで働き始める。
なんか出来る学生エンジニアっぽいことを書いたが、実際のところ僕はエンジニアとしてひよっこ、、、どころかエンジニア志望の大学生に過ぎない。
iOS開発に関しても経験はここ1年ちょいくらいのものだ。
ただ唯一、現時点で僕がエンジニアとして評価して頂ける(というより面白がってもらうが正しい)点があるとすれば、それは僕がiOS開発を学んだ経緯とそのやり方にあると自己分析している。
ここでは僕がどうやってSwiftを独学で学び、iOSエンジニアへの道を歩み始めたかを書きたいと思う。
ウザい自分語りにならないように細心の注意を払いながら書こうと思うので、是非読んでやってください。
Swift、最初の一歩
僕がSwiftを勉強し始めたのは、オーストラリアにワーキングホリデーに行く約1ヶ月前くらいだったと思う。
「絶対に挫折しない iPhoneアプリ開発『超』入門」という本を買って、勉強していた。
プログラミングの基礎や考え方は大学で学んだJavaScriptで知っていたので変数やメソッドなどの概念はすんなり理解できたが、クラスやデリゲート、プロトコルなどの部分は理解するのに苦労した。
その本には「本の内容で分からないところがあれば、このメールアドレスまで是非問い合わせしてください」と書いてあったので、めちゃくちゃ聞いた。
読んでググってもよく理解できなかったことはMacのメモアプリに書き殴って、それを全て質問した。
ある時、何度読んでも「おかしいな、何でそうなるんだ?」という部分があったのでそこを「〇〇の場合は、こうなるのではないですか?」と質問メールを送ったら、「本書の内容に誤りがありました。」と返ってきたこともあった。
正直、ちょっとドヤ顔したのを覚えている。
多分、著者の方も「こいつ、どんだけ聞いてくんねん。」とうっとうしく感じるくらい質問しまくったと思うが全て丁寧に対応してくださって感謝しています。
エンジニアとして大切なことは全てオーストラリアのおじさん達が教えてくれた
そして、その本を丁度終わらせたくらいのタイミングでオーストラリアに移った。
ここにも書いたがオーストラリアに移って最初はファームで朝4時起きの肉体労働をひたすらしていたのであまり勉強の時間は取れなかったが、それでもちょこちょこ開発してMusic Playerアプリを作ったりした。
ファーム仕事を終えた後は田舎での肉体労働には懲りて、メルボルンでカフェでウェイターとして働きながらおしゃれな都会生活を満喫していた。
いかに僕がおしゃれに暮らしていたかはまた今度、ブログに書こうと思ったが思い返すと大したおしゃれエピソードが無かったのでどうなるかは未定だ。
ただ僕にとってメルボルンは都会でおしゃれに暮らせることなんかより、何が嬉しかったかというとエンジニア勉強会の存在である。
カフェの街メルボルンには実は数多くのエンジニアコミュニティが存在していて、もちろんiOS Developer達のコミュニティもあった。
僕はMeetUp.comというサイトで勉強会の存在を知り、すぐに参加した。
それまで勉強会に参加したこともなかったし、更に英語でエンジニア用語を理解できるのかという不安もあった。
それにその勉強会は「皆んなで勉強しよー、あははは〜」的な感じではなく、ガチガチのプロエンジニア達がLTしていたり個人のプロジェクトに取り組んだりする内容だった。
たしかにそういう不安はあったが、今まで田舎でトマトが入ったバケツを持ち上げていただけの僕にとってiOS Developers MeetUpという響きにはワクワクが抑えきれなかった。
早速、参加してみると思っていた数倍フレンドリーな空気だった。
気軽に質問できる空気で僕も質問すると何でも丁寧に教えてくれた。
その中の1人の中国人のエンジニアの人に独学で勉強していると話すと、それならこれを観た方が良いとこの動画を勧めてもらった。
これはスタンフォード大学で行われているSwift、iOS開発の講義で全部で10回以上の講義シリーズになる。
その人の言いつけ通りに一時期このシリーズを毎日観て勉強していた。
独学で勉強していた僕にとって、体系的に基盤的な知識を得ることが出来、開発の際に何をするべきでないか何を考慮するべきかまで学ぶことが出来た点でこの動画はとても参考になった。
その動画を観て勉強しながら、並行して様々なアプリを開発して勉強会に参加し詰まったトコロを聞きまくった。
その勉強会にはオーストラリア人を始め、インド人、中国人、アメリカ人など様々な人種がいたが日本人はいなかった。
自然と日本のエンジニア事情は全て僕に聞いてくれるようになって皆んなと仲良くなっていった。
まあ、たいそうな話は出来なかったけど。。。
本当に色んな人にお世話になって、教えてもらった。
結果として僕にはSwiftの開発にそこまで詰まった思い出がない。
技術的にはまだまだ未熟だが、海外で働きながら勉強会に参加してプログラミングを学んだ奴は珍しいということで面白がってくれたのだろうか結構この話は面接でもウケた。
オーストラリアのおじさん達よ、ありがとう。。。