休学で卒業が遅れることが就活に与える影響
2年休学した僕。
近年では海外留学する大学生はそんなに珍しくはないと思います。僕の友達にも春休みや夏休みを利用して海外の語学学校に通っていた人が多かったです。
ただ海外留学経験者が少なくないとは言っても、それは長期休暇を利用して1ヶ月くらい留学するというパターンが大多数だと思います。
休学してまで1年間海外留学していたとなるとグッと割合は下がるのではないでしょうか。
更に僕は2年も休学して海外に行っているので、さらに少数派ではないかなと思います。
そんな僕も2年目の休学を決めるときはかなり迷いました。
オーストラリアに行きたかったことは間違いなかったのですが、何より2年も周りより遅れてしまったら就活に悪い影響があるのではないかとめっちゃ悩みました。
留学やらワーホリやらで3年ほど就活が遅れることが、かなり就活にマイナスになるんじゃないかと悩み始めた
— R (@RcodingR) April 25, 2018
オーストラリアに行った後でさえ、こんな感じで不安感MAXのツイートをしています。
ちなみにオーストラリアは2年間滞在する予定だったので、もともとは休学3年になる予定でした笑
そんな僕が実際に就活を終えて、2年の休学によってどのような影響があったのかを書いていきたいと思います。
全く問題なし
結論から言いますが、何の影響もありませんでした笑
いえ、正確にはプラスの影響しかありませんでした。
まず周りより卒業が遅れることに関する影響ですが、企業は就活生が何歳かどうか何て全く気にしていません。
企業には山ほど全国の大学生からエントリーが来るわけで、いちいちこの人は何歳でみたいなことを考慮している暇はありません。
「自分は周りより年齢が上になるから、、、」みたいなことを考えていた僕に「それはお前の思い上がりで自意識過剰だよ。」と優しく教えてあげたいです。
そもそも2年遅れの大学生自体、大学院に進学した人や浪人した人など、想像しているより多く存在します。そんなに珍しいことではないです。
そしてプラスの影響に関してですが、就活は話せるエピソードが多ければ多いほど強いです。
普通に大学に通って普通にバイトして4年で卒業した人より、むしろ2年ほど休学して海外留学したり企業でがっつりインターンしていた人の方が就活においては圧倒的に強いです。
これは僕が驚いたことなのですが、休学2年して海外に行ってましたと言うと「行動力あるね!」とか「積極性があるね!」なんて褒められたんです。
僕としては普通の大学生は4年間で卒業するところを2年も好き勝手してたわがまま人間だと思ってましたから笑
出来れば休学中は自分の進みたい業界に関わることに打ち込めればベストですが、世界一周やバックパッカー旅などでも話のネタにはなるので差別化できます。
2年の休学を経験した今、僕は大学生はみんな数年休学するべきだと考えています。
初めから自分がやりたいことがはっきりしている人はそんなことする必要もありませんが、ほとんどの大学生がそうではないと思います。
僕はたまにふと、「もし休学せずに4年間ストレートで卒業していたら、どうなっていたんだろう。。。」と考えます。
何となく大企業目指しとけばいいんでしょ的なノリで就活して、どっかの企業に収まって「あれ、おれこれで良かったんだっけ?」といつか気づき、「なんで大学時代に一度立ち止まって考えなかったんだ。。。」と後悔するような日が来ただろうと思います。
普通の大学生には何となく進んでいく大学生活から離れ、どこかで立ち止まって自分と自分の将来について考えるタイミングが必要なのではないでしょうか。
実際、僕は帰国してからすぐ就活を始めましたが自己分析というものをほぼしませんでした。
ただ就活に自己分析が必要ないのかというとそういうことではなく、おそらく僕はその2年の休学期間中に無意識のうちに自己分析を完了していたのではないかと考えています。
休学期間はある意味、孤独です。周りには現地の友達や休学仲間はいます。
しかし、今まで一緒に高校生活や大学生活を送ってきた友人とは違う方向に突然飛び出し、1人違う道を歩き出すようなものです。
そんな生活の中では「何で自分はこんなことをしているんだろう?自分は何になりたいんだろう?」という自己の内面に対して疑問を持ち始めるのは自然なことだと思います。
そして、それこそが自己分析の本質であり『無意識の自己分析』なのではないでしょうか。
もし、就活に与える影響が怖くて休学を悩んでいる人がいるなら迷わず行くべきです。
それでも怖いなら、その休学中に自分のため将来のためになるスキルを磨くと決めるのです。
実際、僕は就活において周りよりマイナスの戦いになると思い込んでいたからこそ、プログラミングに没頭しました。
「やりたいけど怖いからやめる」のではなく、「やりたいからこそ、どうすれば怖さに打ち勝てるのか」を考えればとても充実した休学期間を過ごせると思いますし、きっとそのまま就活していたよりよっぽど良い結果を残せると思います。
なんかめっちゃ真面目で意識高くて熱いこと書いたので、少し後悔してますが過去の自分と同じように悩んでいる人に届けば嬉しいです。