とあるエンジニア向け開発インターンシップに参加した話
自分の技術力に自信がなかったので、参加を悩んでいた、、、
少し前にとあるメガベンチャーが主催した2daysエンジニアインターンシップに参加しました。
内容としてはiOSエンジニア向けでその会社がサービス提供しているアプリの一つにオリジナル機能を追加するというモノ。
正直もともとがっつりプログラミングをやっていたわけでもなく、ここ1年くらいでSwiftを習得した僕にとってみればハードルはオリンピック並に高いものでした。
そもそもオリジナル機能がどのようなものなのかも分からないし、何人くらいが参加して、個人開発なのかチーム開発なのかも分からない。
何よりチーム開発の経験は全く無い僕にとって、参加した当日に「じゃあ、gitで〜」的なことになったらもうパニックを起こして走って家に帰ってしまうかもしれない。
そんなわけで技術力に全く自信が無い僕にとって、このインターンに参加するかどうかはかなり悩みました。
それでも参加しようと決めたのは、僕がとても大好きで人生の教訓にもしている岡本太郎氏の「怖かったら怖いほど、逆にそこに飛び込むんだ。」という言葉があったからです。
怯えながら参加を決めると、インターン参加者の方達がjoinするSlackのグループに招待されました。
そこで既に参加していた人たちが名前や大学、そして技術レベルに関して自己紹介していたのですが、その人たちの強そうなこと強そうなこと、、、
「ああ、やっちまった。完全に場違いだ。。。」とグループに入った瞬間思いました。
でも、もう「やっぱ辞めます」とは言えないので自分も簡単な自己紹介を済ませます。
そうしていると当日の要件について事前に簡単な情報が共有されました。
正直、その内容を見たとき、「簡単ではないけど、これはおれでもなんとかいけるかもしれない。。。」と思いました。
チームではなく、個人開発で更に技術力は低いなりにも手も足も出ないような要件ではありません。
そして、迎えた当日、参加している学生は意外に少なく10人以下でした。
もっとゴリゴリの学生エンジニア達がごった返して、もみくちゃにされながらコードを書くのを想像していましたが数人の穏やかそうな学生達がおしゃれなオフィスの椅子に静かに座っています。
そして時間になると司会の方が登壇して詳しい要件について説明し、更に学生をサポートしてくれる現場で働かれているエンジニア社員さん達を紹介してくれました。
そして事前に技術に関するインプットということでLTが行われて、各自開発がスタートします。
早速、僕も遅れまいと開発環境を構築します。
余談ですが、gitとGitHubは成果物を公開するためにしか使ったことがなかった僕はこの時、初めてGitHubのリポジトリからソースコードをcloneしてローカルに開発環境を構築するという経験をしたのでした。(しかも、こそこそググりながら笑)
そして、何とか開発をしていたのですがやはりそこは簡単にはいきません。思うように実装できずに詰まります。
ただそのたびに社員さんが見事にサポートしてくださって、途中昼食の時間には他の学生の方や社員さん達と和やかに会話しながら、インターンは進んで行きました。
何より驚いたのは僕は当然、何度も社員さんに助けを求めましたが意外にも他のレベルが違うと思っていた学生さん達も社員さんに色々聞きながら開発していました。
もちろん質問のレベルは彼らのほうが上だと思いますが、自分が思っていたほど自分は場違いだという空気は感じませんでした。
そんなこんなで2日のインターンの開発時間は終了し、僕も社員さんの助けのおかげで何とかお見せできる機能を完成させることができました。
そして、最後にそれを各自壇上でプレゼンして最優秀者を決定します。やはり最優秀者に選ばれた学生さんは僕よりも数段上の技術力やUI/UXに関する知識を持っており、感心させられました。
そんな感じで2日間に渡るエンジニアインターンは終了。参加前に勝手に怯えていた僕にとっては拍子抜けするくらい和やかで楽しい2日間でした。
なにより他の学生さんと僕では技術力に大きな差を実感するインターンではありましたが、自分が思っているほど自分の技術力は低くないのではないかと自信にもなりました。
これは技術力に限らず、人は自分の能力を本来より下に認識してしまうことが多いのではないでしょうか。
それは謙虚さ、そして向上心につながり、より自分を高めていこうという行動にもつながりますが一番やってはいけないのは自分の実力不足を言い訳にチャレンジを辞めてしまうことだとこの経験で強く感じました。
参加する前、僕は自分の技術力が低いからこのインターンは自分には早いと思って参加を渋っていました。
しかし、そんな時こそ「怖かったら怖いほど、そこに飛び込んでみること」が大切なんでしょう。
準備が整うまで待っていたら、いつまでたってもチャレンジは出来ません。完璧な準備なんてきっといつまでたっても整わないでしょうから。
もし実際にまだ自分には早かったとしても、それが分かって次にやるべきことが見えればそれでいいじゃないですか!
と自戒を込めて、、、