成功した起業家と長時間労働、ハードワークの関係
若い頃の成功した起業家の方々が持つ共通点
僕はもともと超プライベート重視思考の人間でした。
将来的には海外移住か旅行をしながらフリーランスエンジニアとして、稼ぐよりはゆるく生活していければいいなという漠然とした目標がありました。
もともとプログラミングの勉強を始めたきっかけはそういう理由からです。
しかし、そんな口を開けばワークライフバランスというような僕が、ある時から若い頃はハードワーク万歳という思考に変わっていきました。
それはある起業家の方の講演を聞いたことがきっかけでした。
その方はとてつもない行動力とハードワークで挫折を経験しながらも、乗り越え大成功を収めて来た方でした。
その熱い人柄と挑戦の連続の人生に惹かれるうちに起業というものに興味を持ち、様々な有名起業家の方について調べるうちにある共通点を見つけました。
それは成功された起業家の方々にはもれなく若い頃のとてつもないハードワークの経験があるのです。
そんな自分が感銘を受けた起業家とハードワークにまつわるエピソードを紹介したいと思います。
①ビズリーチ創業者、南壮一郎さん
僕が講演を聞いてハードワーク信者になったきっかけが何を隠そう南さんです。
南さんのエピソードには熱さと行動力を感じるものが多く、
・新卒で入ったモルガン・スタンレーで数年間の激務をこなし、何度もオフィスで朝日が昇るのを見た
・しかし、本当に自分がやりたいことが分からなくなり、自分の欲望を1000個ノートに書き出す
・その結果、スポーツビジネスを志し夢だった球団GMを目指すためにアメリカ全土の球団GMに直接手紙を書き、直接会いに行く
②ソフトバンク創業者、孫正義さん
・高校時代にアメリカに渡り、高校生用の三年分の教科書を数日で読み切り飛び級で卒業し、大学へ入学
・大学時代は自らも「間違いなく自分が世界で一番勉強した。」というほど、授業中はもちろん運転中もトイレでも歩きながらも教科書を離さなかった
・当時、食事中も教科書を見ながら食事していたため「両目で食べ物を見ながら食事できたら、どれだけ幸せだろう。」と当時を振り返っている
③DeNA創業者、南場智子さん
・アメリカの大学の経済学部に留学し、とてもよく勉強する大学だったそうで授業後も夜中の1時、2時まで勉強する日々
・マッキンゼーに入社し、毎日朝の3時、4時まで働き、当時の平均睡眠時間は1、2時間ほど
・働きすぎて倒れて病院に行き、注射を打ってもらってまた仕事にでかけた
④サイバーエージェント創業者、藤田晋さん
・大学時代に広告会社で営業のアルバイト、過酷な環境に同期がどんどん辞めて行く中、ひたすら働く
・新卒で入社したインテリジェンスで毎日、始発に出社して終電で帰る生活を続けた
・土日も休まず出勤し、インテリジェンス時代の1年間は1日も休まずに働き続けた
この方々だけではなく、このような例はまだまだあると思います。
やはり起業は生半可な気持ち、体力では出来るものではなく、このようなことをこなすことが出来た方々だからこそ大成功を収められたのだと思います。
他人が羨むような成功を収める人は他人が想像もできないような苦労や挫折、苦難を乗り越えた経験があります。
忘れかけていましたが自分も大学入学当初は将来起業するぞと意気込んでいた時期もありました。
そこから月日が流れ、ワークライフバランスや働き方改革などの流れと周りの友達の影響ですっかりそんなことは忘れて、自分も将来はゆる〜く生きていけたらな〜と考えていました。
しかし、この時期、このタイミングで南さんの講演を聞いて自分の中にまた熱い何かが復活するのを感じたのは運命だったのかもしれません。
そんなハードワークのエピソードに心が惹かれるのも本来、自分はそちら側の人間だったんだと思います。
不思議な話ですが、将来ゆる〜くという楽な目標を掲げていたときよりも困難な道に進もうとしている今の方がなぜか未来に希望が持てています。
心の奥底ではそういった激しく、熱い人生を求めていたのですが、それを気づかぬうちに押し殺して、偽りの目標を掲げていたのかもしれません。
今は再び起業という一度は忘れた夢のために行動し始めました。
この決意がただの大学生の戯言にならないように、そしてこの決意自体がぶれたり放り出すことがないように少しかっこつけて書きました笑